働くとは

 

「働くって何だろう?」と考える時があります。福音館書店の「パンやのくまさん(フィービとセルビ・ウォージントン さく・え)」を読んで思う事がありました。働くとは生きることなのではないでしょうか。朝早くに起きて仕事の下準備をし、お客さんが来てくれる前にきちんとお店を掃除してパンを綺麗に並べ、来てくれたお客さんにはきちんと挨拶し、約束通り商品を届ける。仕事が終わると食事や売上の計算をして明日に備えて早く寝る。パン作りを誇りに思い日々真面目に何事もきちんとこなしています。この積み重ねが社会性を育て自立につながるのだなと思いました。これは働いている人だけに当てはまることではありません。日々するべき事をきちんとこなすことは、働いているかいないかに関係ないからです。働いている人もいない人も、子供も大人も同じです。朝起きて、やるべき事(食事、学業、家事、育児、仕事など)をきちんと行い、遊ぶ時は遊び、夜はしっかり寝るという基本的な行動の継続力が心の安定につながり、社会性を育てていく基盤になるのです。